2019年06月21日 1580号

【沖縄 「お互いに頑張ろう」 済州と沖縄でエール】

 スピーキングツアーは3日沖縄に入り、翌4日にはZENKO沖縄メンバーとともに辺野古キャンプ・シュワブゲート前を訪れた。

 座り込む市民を前に、ノさんは「沖縄は初めて。長い間闘ってこられたことに尊敬と感謝の気持ちだ。済州の基地と沖縄の基地は深く関連しており、済州でも沖縄の闘いを応援している人たちがいることを知ってほしい。いつもみなさんの闘いに連帯している」とアピール。大きな拍手に包まれた。

 「はじめまして、奥間です」と笑いを誘った奥間さん。「昨日は東京で緊急の防衛省交渉。土木屋の経験をもとに、防衛局も把握していない濁り水などの写真と防衛局自身の報告書で追及し、絶対逃がさない」と語り、夜の集会への参加も呼びかけた。

 那覇集会には、夕刻沖縄島を襲ったゲリラ豪雨にもかかわらず、ZENKO沖縄が主催した集会では過去最大の60人が参加した。奥間さんは、防衛省交渉の内容とともに両親のハンセン病について自らが活動に踏み出したことと結んで強調。ノさんも、済州道庁前テント村の闘いを映像を交えて紹介した。

 参加者から「東アジアとしての『軍事強化』問題を強く感じました」「済州島は韓国の中の沖縄のよう。参院選で立憲野党(本土)が前進しないと戦争(づくり)が加速するので、何としても止めたい」「済州第2空港の話を聞けて良かった。ありがとう。お互いに頑張りましょう」と連帯を表す感想が寄せられた。

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