2005年12月16日発行916号

【アル・ジャファリ政府とその徒党は解体されなければならない(抜粋)】

イラク自由会議  2005年11月16日

 占領軍の部隊がバグダッドのジャデルヤ地区にある内務省の拘置所を捜索し、起訴手続きも受けていない178人の拘置者を見つけだした。彼らは拷問を受け、侮辱され、ひどく非人間的な状況にさらされた。首相はこの事件があったことを確認し、基本的人権が侵害されたことは事実であると認めた。

 これは内務省と国防省の部隊によるうち続く汚い手口であり、両省の主要な特徴となってしまったものである。シーア派連合とその政府が形成されて以来、党派間の紛争が強まり、毎日起こる暗殺や誘拐や拷問など、治安状況は悪化させられた。これら2つの省庁は罪のない市民に対する系統的な民族・宗教浄化を開始し、人々の中に宗派的な分断を押しつけた。

 IFCはこうした犯罪を糾弾するにあたり、このような苦難を終わらせるためには占領が終わらなければならず、アル・ジャファリ政府が打ち倒され、人々を人間として認める宗派主義でも宗教主義でもない政府に取って替わらなければならないと考える。

 イラク国民のみなさん…

 みなさんが関与しなければ毎日の大量殺戮は続くだろう。みなさんは占領軍の意図を打ち破ることができるのである。

 みなさんが大失敗となった最近の憲法国民投票に意識的に参加しなかったことは、占領支持派の諸勢力をおびえさせ、その結果彼らは彼らの政策を支持しないか来たる総選挙に参加しない人たちを脅迫しているのである。

 IFCは内戦の危険性と暗黒の未来からイラク社会を救い出す闘いに立ち上がっている。この情勢を終わらせるのはみなさんの役割である。IFCを支持し、そのスローガンを掲げ、その隊列にみなさんの力を動員しよう。そのスローガンのまわりに結集しよう。

 すなわち、治安と自由と平和を。占領軍を追い出そう。

        (訳 イラク市民レジスタンス連帯委員会)

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