2005年12月30日発行918号

【国際連帯集会にイラクの子どもが】

 イラクの全占領軍撤退・民主的社会の建設を掲げ、1月28日国際会議が、翌29日国際連帯集会が横浜市で開催される。イラクからIFC(イラク自由会議)、OWFI(イラク自由女性協会)、FWCUI(イラク労働者評議会労働組合連合)など、占領支配にも武装勢力の無差別テロにも反対し、民主的社会の建設に取り組む人々が来日する。また、イラク子ども保護センターにかかわる子どもも参加する予定だ。

 占領継続を正当化するためのイラク国民議会選挙(12/15)―新政府樹立への動きをメディアが大きく伝える中、イラクの民主的建設をめざす運動とそこへの連帯は、世界反戦平和運動にとっても最重要の課題だ。この国際会議には、アメリカの「声を上げる軍人家族の会」やフランスの「イラク連帯」、韓国・フィリピン・インドネシアからも参加が予定されている。2日間の討論を通してイラク市民レジスタンスとともに占領を止める国際共同行動方針が練り上げられる。

絵画・写真展に反響

イラクの子どもが描いた絵
写真:

 12月17日、国際連帯集会の第3回実行委員会が横浜・鶴見会館で開かれた。各地から「イラクの子ども絵画・写真展」開催の反響の大きさが報告された。「爆弾だけでなく生活破壊で子どもに多くの犠牲者が出ている」「女性の人権侵害はすさまじい」「テロにも反対して活動している人々の勇気に感動した」など、マスコミが知らせない実態に触れ、新たな怒りと民主化への希望を呼び起こしている。

 実行委員会では「絵画・写真展を広げ、イラクの子どもが明日を夢見る自由を持てるよう、支援しよう。国際会議と集会に参加して、イラクの民主的社会建設に力になろう」と訴えている。

国際連帯集会 / イラク子ども絵画&写真展(1月上旬まで)

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