2011年10月07日発行 1201号
【9・24沖縄でデモウォーク 原発も基地もいらない】
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9・11〜19脱原発アクションウィークから5日。「9・24沖縄デモウォー
ク―原発も基地もいらない!」が那覇市で開催された。主催したのは、日頃から戦争と貧困の問題に取り組む沖縄の
若い女性たちと本土から避難してきた女性たちが出会って結成された「脱原発アクション・オキナワ」。米軍基地が
集中する沖縄、政権が変わろうが普天間移設=新基地建設で苦しめられ「沖縄差別」とまで言われる地で取り組まれ
た脱原発アクションは、本土各地の原発反対集会やデモとは、また違った深刻な問題を突きつけた。
集会を呼びかけたブログには、「原発トメルンジャー☆基地イラナインジャー」と戦隊モノのヒーローのようなスローガンが並ぶ。24日当日も、それぞれブ
ルーやピンク、レッドなどの衣装をまとって元気よく県庁前広場の集会 を開始した。
避難者が苦悩を訴え
イエローの横断幕をバックに華やかに見える集会。だが、マイクを持った避難者たちが声を震わせて次々と訴えた
のは、一般には知られていない沖縄に逃げてきた避難者たちの現実だった。
東京から避難してきた谷中真美子さんは、3月11日から体調が悪化し、病院をいくら回っても原因不明。低線量
被曝にさらされたためだと沖縄に逃げてきた。1歳8か月の娘を連れて埼玉から避難してきた高木沙知美さんは、福
島原発事故以降、子どもに原因不明の鼻血と発熱があり、政府と東電の「直ちに健康への影響はありません」の発表 にだまされた怒りをぶつけた。
今回の集会とデモは、避難してきた本土の女性たちと沖縄の反基地平和運動が初めて手を結んだ画期的な取り組み
となった。避難者たちは悩みを打ち明ける。「福島ではない東京から避難してきたの?」「沖縄に来たのはお金も暇もある人たち。本当に困っている人は避難所
にいる」「基地問題では無関心だったのに、困ったら沖縄に来たの?」。そんな冷たい厳しい声や陰口を聞いたという。
普天間の辺野古「移設」をあくまで押し付けようという政府に、沖縄の平和運動も「原発は本土の課題。とてもそこまで余裕がない」と慎重だった。
「キレイな日本を返せ」
そんな彼女たちが話し合ってきたのは”基地も原発も同じ問題”と訴えることだった。
当日は、ヘリパッド建設反対の東村高江から、辺野古の名護、読谷村からも参加があった。国際通りのデモも参加
者が次から次と増え続け、最終的には200人を大きく超えた。主催スタッフの一人、比嘉勝子さんは「多くても
60人と見ていたので大成功だった。基地や原発の苦しみを声に出したシュプレヒコールは心を解放させた」と語 る。
デモ初体験の彼女らがつくったシュプレヒコール―「関東返せ、沖縄返せ、キレイな日本を返せ。二重生活、苦し
んだー。避難者を非難するなー」。本土とはひとあじ違う訴えが沖縄の夜空にこだました。

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