2012年01月27日発行 1216号

【大飯再稼働はさせない 東電前と関電東京支社前でアクション】

 1月10日、東電前アクション!の新年最初の行動が東京電力前と関西電力東京支社前で取り 組まれた。スローガンは「2012年を『原発ゼロ』元年に! 東も西も再稼働NO!」。

 東電前では主催者が「日本の原発はあと6基。私たちの運動がここまで追いつめた」と宣言し、「あと6基!」「あと6基!」が今年初めてのコールとなっ た。6基のうち2基が東電の柏崎刈羽原発5、6号機だ。

柏崎刈羽を止めろ

 たんぽぽ舎の柳田真さんは「原発推進の神話のうち『安全』『安い』『クリーン』は完全に崩れたが、4つめの神話『原発=電力の3割』がしぶとく生きてい る。6基になっても電気は十分足りていることを声を大に伝えよう。三菱からカネをもらった人物が三菱の原発を審査している。再稼働が焦点の原発はほとんど 三菱製。関電・大飯を突破口に同じ型だからと一気に再稼働させる狙いだ。今日の行動は非常に重要」と訴える。

 反原発自治体議員・市民連盟の布施哲也さんは「再稼働には地元自治体の意思が大きな影響を持つ。犯罪企業の東電・電力会社から電気を買わない不買運動を まず自治体から進めよう」と呼びかけた。

 参加者は東電に向かい「柏崎刈羽今すぐ止めろ」「東通原発建設やめろ」「福島を返せ」と叫んだ後、歩いて3分の関電東京支社へ。関電の原発で動いている のは高浜3号機だけだ。「あと1基!」のコールをぶつけるとともに、すでにストレステスト報告を提出した大飯3、4号機について再稼働をあきらめるよう強 く求めた。

 東電前アクション!の園良太さんは「関電は要請書を受け取った。私たちが相手の目の前に押しかけてみんなで声を上げることは有効だという証明だ」と報 告。福島原発事故緊急会議の杉原浩司さんは「次回ストレステスト意見聴取会で大飯の再稼働に道が敷かれる危険性がある。三菱から献金を受けている委員は辞 めろの声をつきつけよう」とアピールした。




ホームページに戻る
Copyright Weekly MDS