2016年01月01・08日発行 1410号

【原発再稼働阻止へ 大阪 ワンデイアクションで要請】

 12月11日、延べ60人の参加で原発再稼働阻止「ワンデイアクション」を行った。

 早朝、関西電力営業所近くの地下鉄駅出口でビラを300枚まいた。多くの通行人の中で、特に関電社員がよく受取ってくれた。

 大阪府交渉では、資料や福島の写真で解説し現状を訴えた。「国は20_シーベルトという高い線量の地域に人びとを帰還させようとしているが、あなた方の子どもをその土地に住まわせることができますか」と問うと、「避難計画策定の範囲が30`までとされているのはおかしいと思う。大阪は福井から近い。子どもをその地域に行かせることはできない」と認めた。周辺自治体を無視した再稼働の動きへの断固反対表明を要望した。関西広域連合との交渉では、年間20_シーベルト地域への帰還政策にさすがに疑問を感じていた。避難者の声を聞く機会を是非作るよう要望した。

 関電本店では、事前の折衝で交渉を拒否した広報室に要請文を渡そうとしたが、受け取らなかった。守衛の方が掛け合ってくれて総務に渡すことができた。 引き続き本店前で行った星空交流会では、なかまの方が「あかんでん通信と今日のビラを労働組合の広報に載せたい。福島の写真での写真展なども検討する」と申し出てくださった。

 国や電力会社の権力者らが強引に推し進める原発再稼働に、内部や周辺にいる人たちは大いに疑問を持っている。粘り強く継続して働きかけることが重要だと改めて思った。

(ZENKO関電前プロジェクト・砂川一郎)

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