2016年01月01・08日発行 1410号

【戦争法廃止2000万人署名と沖縄連帯で安倍を倒す2016年に 「辺野古の工事を絶対に止めよう」 冬のZENKO集会に300人 大阪】

 平和と民主主義をめざす全国交歓会は12月19日、「戦争・原発・貧困進める安倍政権を今すぐ倒そう!冬のZENKO集会&デモ」を大阪市内で行った。キャンプ・シュワブゲート前座り込み行動リーダーの一人、上間芳子さん(沖縄平和市民連絡会)から沖縄・辺野古の闘いを生で聞きたいと、会場には300人の参加者がつめかけた。

 おなじみの「負けない方法は勝つまでずっと諦めぬこと」と書いたTシャツ姿の上間さんは「月曜から金曜まで辺野古中心の生活です。86歳の島袋文子さんを先頭にした座り込みは今日で531日目。常連さんたちは薬を飲みながらの人、杖をつく人などですが、楽しく行動しています。最近の流行はラインダンス。最後をカチャーシーで締めるのは変わりません。11月から警視庁機動隊が来たのはなぜか。沖縄の機動隊では、手荒なことができない。とくに文子さんには手を出せないから。ゲート前に500人が集まれば工事は止まる。今は水曜行動だけですが、年内に週2回、来年は週3回をめざす。そうなれば絶対に工事はできない。必ず止めてみせます」と報告。

宜野湾市長選勝利へ

 会場からの拍手を受けた上間さんは参加者に2つの要望を出した。「座り込みに参加するのなら、6時30分からの早朝行動に来てください。もう一つは、辺野古推進決議が全自治体の議会に送られていますが、これを否決すること。かわりに辺野古反対決議を上げてください」

 さらに上間さんは1月24日投票の宜野湾市長選に勝利することの意義を訴えた。「沖縄で全敗続きの政府は何が何でも勝とうとしている。ディズニーランドまで出している。宜野湾だけの問題ではない。私も土曜日は宜野湾入りしている」

 イラク平和テレビ局in Japanの森文洋代表の報告も注目された。自衛隊の唯一の海外基地であるアフリカのジブチ基地の様子や実戦部隊を初めて送り込んだモンゴルでの軍事訓練を映像で紹介し、「戦争法案の成立前に自衛隊は海外で派兵のための訓練を続けている。ジブチや南スーダンから自衛隊を撤退させよう」と呼びかけた。

新年は1月4日デモから

 参加者からの闘いのアピールでは、上間さんの訴えに応える発言が続いた。

 ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は宜野湾市長選に向けて、1月8日から現地入りして支援に入る。

 もっともホットな発言は、京都府向日(むこう)市議会での辺野古新基地建設の中止を求める意見書の採択だ(別掲記事参照)。

 戦争法廃止・辺野古新基地阻止の闘いへの行動方針が提起された。戦争法廃止2000万人署名成功へ関西で10万筆を集めきるためのポイントも出された。毎月1回の署名決起集会の開催、毎月全関西で一斉署名アクション、1000人の「しょめいあつめ隊」登録運動などだ。新年早々の1月4日には「安倍打倒!新年デモ」(18時30分 中之島公園水上ステージ)、辺野古阻止に向けては毎月1回連帯ツアーを行う。1月は23日から25日だ。

 集会後は、総がかり行動実行委呼びかけの全国の19行動に合わせてデモに出発。サンタ姿の上間さんを先頭に「戦争する国今すぐ止めよう」「安倍政権を今すぐ倒そう アベ〜ハ ヤメ〜ロ 戦争ヤメ〜ロ」「戦争のための新基地いらない」「辺野古新基地工事はさせない みんなで座って工事を止めよう」などのコールや歌で御堂筋を南下。ミナミの繁華街を行き交う市民に安倍政権打倒を訴えた。



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