2016年01月15日発行 1411号

【高浜再稼働異議審が不当決定 「勝つまで頑張ろう」と250人が抗議】

 12月24日、4月福井地裁で出された「高浜原発3・4号機仮処分運転差し止め判決」の異議審決定があった。

 前の歴史的な決定時、雨の中200名ほどの方たちと福井地裁前で立ち会い歓喜した。今回は前評判が悪く心配していたが250名が集まった。事前集会で井戸弁護士が「判決時期が早まったのは、争点整理しやすい内容なので結論が早く出たのでは」と話したことで一気に期待が膨らんだ。

 運命の14時、皆しばらく息をのみ地裁玄関を注視。旗出しの女性が静かに歩いてきた。前回勝訴の旗出しで笑顔でかけて出てきた方だった。が、「やっぱり駄目だったかー(涙)」の声にならない声を聞いた。旗には「福島事故に学ばず!」「司法の責任はどこ!」と書かれていた。高浜は再稼働を認め、大飯は仮処分の必要性を否定したものだ。

 直後、こちらの弁護団から「残念だが、世界の流れは反原発だ!一喜一憂せず、私達は正義だ!勝つまで一緒に頑張ろう!!」と士気をあげた。

 後の記者会見も含め、要は現政権が介入し司法に圧力をかけ審議内容無視の結果ということになると思う。

 私たちは、この横暴を沖縄辺野古基地の代執行裁判とも合わせて訴え、本当のことを未来へ繋げないといけない。

(全交・関電前プロジェクト・安井賢二)

ホームページに戻る
Copyright Weekly MDS