2016年01月29日発行 1413号

【戦争法廃止/2000万人統一署名を集めよう/あなたの街の隅々から】

 何としても戦争法廃止2千万人統一署名の達成へ。一人でも多くの市民に広げようと、各地で創意ある取り組みが始まっている。

大阪市/始動センソウホウあかんノンジャー

 発端は、ある会議の資料であった。案で出された、署名を集める人に渡す会員証の名前が、すでに戦隊モノ風であったのだ。その時、自分でもどこまで構想が浮かんでいたのかはわからない。複数色のヒーロー達が出てきて、悪の軍団と闘う、そんなイメージが湧いたのは確かだ。

 「戦隊モノにして、劇とかしたいですね」―そのように提案した。するとあれよあれよという間に、「名前は?」「キャラクターイラストを会員証につけよう」「動画をアップしよう」「呼ばれたら公演に行かんとな」と盛り上がって話が進んだ。楽しくして若い方にも関心を持ってもらえれば、というのもあるが、単純に自分が楽しいことがしたかったのかもしれない。

 肝心の若い方の反応は、まだわからない。しかし、ZENKOの若者の方たちも興味を示してくれた。パフォーマンスに参加の皆さんも、ぶっつけ本番でもノリノリで演技していて、楽しそうだ。それを見ているだけで楽しい。街頭でも早速立ち見の見物が現れた。戦隊モノで育っている人は多い。世代を問わず署名に参加してもらえるのではないか。今回の署名が終わっても、楽しかったな、また何かしているのかな、と活動の輪が広がれば。そう思っている。

(平和と民主主義をともにつくる会・大阪 O)


千葉・市川/替え歌で輪を広げる 

 千葉県市川市の山本進さんは、昨年末から駅頭などで署名活動に取り組んでいる。

 空襲体験者が「戦争をしちゃならない」と訴え、小中高生から「戦争は反対」との声を聞いた。「安倍政治は独りよがり」と怒っている人、あきれている人が多いという。

 注目を集めようと替え歌を歌い、新聞を読まない人にも、とチラシを作った。

 『線路は続くよどこまでも』に乗せ、「♪戦争する法は葬ろう♪戦争したがる安倍政権♪駆けつけ警護に後方支援♪戦争する国はまっぴらごめん/♪戦争する法は葬ろう♪防衛予算に武器輸出♪法人税ばかりを下げたがる♪おいらの生活はどうしてくれるんじゃ」と披露すると、ベンチに座っている人が手拍子をたたき、歩いている人が足を止める。「歌で安心感を感じたり、『そうだ、そうだ』と共感して署名してくれた人もいた」

 替え歌を作ったのはデモでの経験がきっかけだ。「いろいろなデモに出てきたが、黙々と歩き空疎な気分になったことがある。誰かが音頭を取り、自分がそれに合わせるという気持ちは捨てた。まずは自分が楽しく元気に歩こう。そうすればみんなも、来てよかった、また来ようと輪が広がるはず。たくさんの人が替え歌を作ったら面白い」と山本さんは話す。


大阪・河内/参加者の発意を活かし

 大阪・河内地域の年初めは、1月9〜11日の3日間の行動。

 JR住道(すみのどう)駅では3日間でのべ7時間。昨年、「参院選もあるので、この署名で周りにいる人達に話題をつくっていきたい」と署名用紙を持ちかえった方が25筆集めて持ってきてくれました。近くの喫茶店でも年末年始で11筆。街頭では、中高生も割とよく署名をしてくれ、幅広い年齢の方が署名してくれます。この3日間で、持ち込みも含めて190筆集まりました。

 京阪寝屋川市駅では、9日から新しく参加した方がその後も継続して積極的に行動。「マイクでアピールしたら」「労組や学生自治会に働きかけては」「毎回の行動の後ミーティングをやろう」と提案があり、早速、16日から行動の後ミーティングを行い、署名を広げるための行動を話し合うことになりました。

 3日間で計213筆。街頭では、年齢層も広く、本当にさまざまな方が署名をしてくれ、共感と広がりを感じます。河内地域では、1万筆を目標に各戸訪問もとりくみます。多くの人の力で2千万人を達成し、安倍政権に突きつけたいと思います。

  (大阪・河内 山本浩)

ホームページに戻る
Copyright Weekly MDS