2016年02月05日発行 1414号

【辺野古の海を埋め立てるな 大成建設本社へデモ】

 1月24日、東京・新宿アルタ前から「辺野古の海を埋め立てるな!緊急デモ」が出発し、約1000人が「翁長沖縄県知事の埋め立て承認取り消し支持」を訴えた。

 デモに先立つ集会では、同日投開票の宜野湾市長選に触れて、結果がどうであれ宜野湾市民を含む沖縄県民の辺野古新基地反対の声に変わりはないとの見方が示された。沖縄に次ぐ第2の基地県、神奈川の市民は「横須賀の米空母ロナルド・レーガンから艦載機が毎日のように厚木基地に訓練で飛んでくる。基地は戦場に直結している。中東の空爆に参加し、世界難民を生み出してはならない」と話す。

 「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会は、2月21日の大包囲行動を呼びかけた。「国会包囲は7千、1万5千、2万2千と、やるたびに参加者が増えている。当日は全国10か所以上の地方都市で一斉に取り組まれる。国会は3万人を超えよう」

 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会の高田健さんは「安倍は参院選で3分の2をとって明文改憲を狙い、沖縄基地を使用して戦争を始めようとしている。12月以降、南スーダンや南シナ海、朝鮮半島で戦争が現実味を帯びてきた。ともに国会包囲行動に取り組む」と決意を述べた。

 集会後は寒風の中、約1時間にわたって新宿駅周辺をデモ行進。大成建設が入る新宿センタービル前では、「大成建設は土砂を海に落とすな」「辺野古から手を引け」とコールした。

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