2016年02月05日発行 1414号

【高浜原発を動かすな 高浜現地で1・24全国行動】

 福井県高浜原発周辺は肌寒いが、快晴に恵まれた。東京、大阪、滋賀、京都、兵庫など各地から多くの人がバスで現地入り。高浜原発を見下ろす展望台での集会後、ゲート前まで移動。「高浜原発再稼働反対」と怒りの声が上がった。

 全国集会には600人が参加。中嶌哲演さん、東山幸弘さんなど現地で闘っておられる方、福島から木幡ますみ大熊町議、大間原発、伊方原発、川内原発に反対する地元団体からも発言があった。

 まとめでは「全国規模の反原発の連帯が深まりつつある。地元の住民の様子が変化してきている」と強調。「若狭で福島級の事故が起これば、避難は著しく困難。原発再稼働は、巨大資本に奉仕する国造り、戦争できる国造りの一環として行われている。原発反対の声を上げ、裁判にも勝利して全廃に追い込む」との決議文を参加者で採択した。

 高浜町内のデモで、数か所、寒い中、家の外に立ち、こちらを見て頷いたり頭を下げたりする方がいた。これが住民の変化か。お互い通じ合う思いが感じられた。

 一緒に初めての現地行動に参加した方は「原発のそばの物々しさに驚き、再稼働されてしまうとショックだったが、集会で『これからが本当の闘い』という言葉を聞いて勇気が出た」と言う。

 これからも闘いは続く。今日はその新たなスタートの日だ。多くの人とつながって安倍政権を倒し、すべての原発廃炉を実現しよう。

(ZENKO関電前プロジェクト・秋野恭子)

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