2016年02月05日発行 1414号

【ZENKOが辺野古連帯ツアー ブロック積み上げゲート前交流 「基地は絶対つくれない」】

 1月23〜25日、ZENKO沖縄連帯ツアーで辺野古現地を訪れた。

 キャンプシュワブ・ゲート前で印象的だったのは、百メートルもあろうかというゲート向かい側のテント村と、工事車両用ゲートの目の前に積み上げられた400個のコンクリートブロックの山(山城博治さん曰(いわ)く、モニュメント「崩壊する安倍政権」)だ。

 1年半前には、陽よけのブルーシートを張っただけだったが、今は多人数が寝泊まりでき、集会場も備えた立派な「テント村」に。人びとの思いと創意と努力が少しずつテントを拡大してきた。

 24日日曜は作業も休みで平穏だったが、翌25日は午前7時前に機動隊が来てコンクリートブロックを排除し、作業用車両を入れる。その後、またみんなでブロックを積み上げる。不当な工事を何としても止めたい≠ニいう思いの象徴だ。その思いが広がり、コンクリートブロックも支援者も2倍、4倍、8倍になれば工事は止まる。この日、さっそく追加の数百個が運び込まれ、一回り大きな山になっていた。

稲嶺名護市長とともに激励

 1回目の緊張した時間の後、午前8時すぎに稲嶺進名護市長がゲート前を激励訪問。また、ZENKOから、私、枚方市議の手塚たかひろさん、ZENKO滋賀の峯本敦子さんが連帯の取り組み報告をし、集めてきたカンパをこの日のゲート前行動責任者に手渡した。昨秋各地で取り組んだ「沖縄辺野古への新基地建設を問う市民投票」や、向日(むこう)市議会の「辺野古新基地工事の中止を求める意見書」採択を報告した。司会者の要望で意見書全文を読み上げると、地元の方らしい年配の女性が目に涙をためて「うれしい」と話しかけてこられた。

 宜野湾市長選挙の結果は残念だったが、「選挙結果に関係なく、基地は絶対つくれない」(山城さん)と確信した行動だった。

 (ZENKO連帯ツアー団・杉谷伸夫<京都府向日市議>)



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