2016年02月12日発行 1415号

【戦争法廃止/2000万人統一署名を集めよう/あなたの街の隅々から】

 戦争法廃止を求める2000万人統一署名の達成へエンジン全開だ。各地で署名への市民の協力をひろげようと創意ある取り組みが行われている。ミーティングを重ね署名活動に工夫をこらす神奈川の取り組み、大阪環状線全19駅前一斉署名アクションで注目を集めた大阪市の参加者の声を紹介する。

全交かながわ/ミーティング重ね創意工夫

 全交かながわでは、ミーティングを重ね創意をこらした2000万署名運動を進めている。「学生運動が下火になって47年、運動から遠ざかっていたが、どうにも我慢できなくなって」と街頭に立つIさん。ネットで見つけた「署名集めのための9か条」が参考になるという。「足が止まればそこから対話が始まる。『明るく笑顔でしっかり目をみて』『相手と対話を』とか。当たり前のことだが、生かせないだろうか」

 「こういう活動は始めて1年だから、まだ普通の市民の感覚をもっていると思う」と自認するUさんが応えた。自分たちの目的を明示するために「署名を集めてます」のネームプレートを胸に下げることに。「最初から『戦争法』で入ると引いてしまう人も、と思ったので、感覚的な『僕も私も戦争はいや』とか『外国のために海外で戦争するための法律』とか言葉を工夫しました。今はテレビ社会だから、平和を求める著名人の言葉のプラカードも1枚ずつ作りました。一目で『何かやばいことが進んでいる』という感覚を持ってもらいたい」

 各地域での工夫を交流しあいながら共に署名を進めていきたいと願っている。




大阪環状線・天満/極寒の署名行動初めてのトップ

 1月24日の大阪環状線全19駅前一斉署名アクション。今年一番の冷え込みのJR天満駅と天神橋商店街の間に立ちました。とても寒く、多くの人が通り過ごし、最初呼びかけるだけでは全く書いてもらえない状態が続きました。

 で、やり方を変え、「署名をしてください、戦争はあかんの気持ちを書いてください」と流れる人について行くことに。「何や?」と言ってくれたら、署名用紙とペンを差し出す。書いてくれる人が増え、集まりだしました。そのうちものすごく寒くなって人も減り気味でしたが、自ら来てくれる人も出始めました。

 「戦争法を強行採決し、年初に安倍首相と松井知事が改憲を宣言。自民党の衆院選比例得票数1700万を超える2000万を集めれば、憲法も守れ、戦争法もなくせます。2000万はとても大変なので、一人でも増やしていただきたいんです」と訴えます。小さい子3人を連れたお母さん、自転車を止めて書いてくれた年配男性、わざわざ戻って来てくれた男性、私たちが橋下と闘っていることを知ってる年配女性など、次々と書いてくださいました。署名も預かっていただきました。

 ハイペースの我が天満駅チームは、3時間3人で114筆。私は41筆でこの日の行動で初のトップ。戦争をさせないために、憲法を守るために2000万の署名を達成し安倍に突きつけましょう。

   (大阪市・東口友子)

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