2016年02月12日発行 1415号

【ZENKOが辺野古連帯ツアー 「沖縄じゅうのブロック積み上げる」】

 1月23日から25日にかけて、ZENKO辺野古連帯ツアーで関東、関西、沖縄の13人が辺野古現地を連帯訪問。参加者に思いを寄せてもらった。

「あなたのスピーチ、涙が出た」 おばあと勝利を喜び合いたい

 1月25日朝6時前、滋賀と変わらない寒さの中、キャンプ・シュワブゲート前に着いた。宜野湾市長選で推進派が当選した翌日、気落ちしている暇はない≠ニ次々に大勢が駆けつけたことに、現地の方たちもお互いに驚き、感激されていた。

 7時前、機動隊が動き出した。この日はスクラムを組んで座り込むのではなく、道に大きく広がり機動隊をおびき寄せる作戦。コンクリートブロックを撤去する機動隊の人手を減らすためだ。「今まで1日1回だったごぼう抜きが22日には何回もやられて悔しい。それで入口にブロックを置いた」と前日に伺っていた。

 大型トラックの車列がそこまで来ている。私はトラック前に立ちはだかり、その度に機動隊に押し返される。隙を縫って何度もトラック前へ。また押し返される。トラックは入ってしまった。

 「400個のブロック撤去に150人を排除するのと同じ時間がかかってます。沖縄じゅうのブロックをゲート前に積み上げよう!」と山城博治さんの元気な声がとどろく。空には虹がかかっていた。

 ゲート前集会では、滋賀の議会請願や市民投票などを報告、あいさつした。「さっきのあなたのスピーチ、素晴らしくて涙が出た」と2回目のブロック積みを終えた時に声をかけてくれたおばあ。もう一度話がしたい。そしていつの日か勝利を喜び合いたい。

(ZENKO滋賀・峯本敦子)

沖縄の豊かな闘いを胸に 2000万人署名がんばる

 1月23〜24日、「辺野古新基地建設と闘うゲート前行動に連帯するツアー」に参加しました。

 前回沖縄を訪れたのは、基地建設ありきでない環境アセスメントとジュゴン保護を求める署名の提出行動をした9年前。政府がいまだに基地を作ろうとしている現実は変わりませんが、ここまで建設を阻止しているのは、辺野古での粘り強い運動と、平和・反戦を心から願う沖縄の心があるからこそなのだと今回のツアーを通して感じました。

 キャンプ・シュワブゲート前では集会を開いてくださり、現地の方や他県から来られた方々に、私たちがこの間取り組んできた辺野古基地建設の是非を問う市民投票運動や大成建設など基地建設受注企業への抗議行動を報告することができ、運動の交流を行うことができました。

 南風原(はえばる)町文化センターでは、沖縄戦に関する資料や陸軍病院を再現した施設を見学しました。陸軍病院は病院移転命令が出るや動けない患者に青酸カリを飲ませて殺したという話を聞き、戦争の理不尽さを感じました。

 高江ヘリパッド建設に反対するテントを訪れた際には、数人での炎天下座り込み行動からはじまりテントを建てるに至った話を聞き、テント運動が声を上げ続けるために大切な役割を持っていることを感じました。

 沖縄の豊かな闘いで感じたことを胸に、2000万人署名をがんばって集めたいと思います。

 (ZENKO・敦賀太郎)





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