2016年02月12日発行 1415号

【熱気をおびる2000万署名 全交かながわが地域デモ 菅も安倍もヤメロ! 甘利は議員も辞めろ!】

 安倍政権打倒へ菅官房長官の地元・横浜から声を上げようと全交かながわが続ける「菅も安倍もヤメロ!デモ」が1月30日、65人の参加で取り組まれた。

 デモに先立って2000万署名行動。出発時間が近づき、手作りのプラカードを持つ人が増えるにつれてペンをとる人も増える。2時間弱で130筆が集まった。

 辞任に追い込まれた甘利前経済再生相も神奈川県内の選出。「戦争したがる総理はいらない」「沖縄いじめる菅はいらない」のコールに「ワイロをもらう甘利はいらない、議員も辞めろ」が加わった。力のこもったコールに手を振る歩行者の姿も目についた。

目標にこだわって

 同日夜、全交が主催する「2000万統一署名を成功させる集い」も熱気あふれる報告が続いた。

 工夫をこらしたパネルを並べた神奈川からの発言をはじめ(6面に関連記事)、東京南部からは「成人式に地域の仲間と取り組んだ署名行動は大きな注目を集めた」。東京北部では「1人で始まった上野公園での行動はインターネットで知った人も加わるようになり、今は4人。定点の署名場所もそれぞれの創意で増えている」。千葉も「今日の署名にはデモ情報で知った人が3人来てくれた。大いに励まされた」。

 生活の場から一人ひとりが立ち上がっている。福島県郡山市から来た男性は「知り合いの中小企業を回り、夜は居酒屋やスナックでも話をする。地方議員の集まりに顔を出し、原発事故の地元なのに共闘できないのかと言う。どんどん増やして田舎から政治を動かす動きを作り出す」。神奈川県内の民主党員の女性は「候補者も上からの指令で決められる。こんなことでは困ると声を上げているが、共闘は当然だという市民の声で変えるしかない」と街頭での署名行動に加わる決意を示した。

 まとめでは、全交かながわの青島正晴さんが「署名の様子を伝えると『どうしてそんなに集まるのか教えて』とか『今日は行動に参加できなかったから近所を回った』と反応がどんどん起こる。署名を広げて、『戦争法廃止、憲法を守る』と約束する候補者を増やせば勝てる。全交関東で10万、地域で設定した目標にこだわって集めきる」と締めくくった。

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