2016年02月26日発行 1417号

【2・21国会大包囲に集まろう 辺野古代執行訴訟弁論 未来を背負う翁長証言に1500人の激励】

 2月15日、辺野古新基地建設代執行訴訟の第4回弁論が福岡高裁那覇支部で開かれた。

 ヤマ場となるこの日、オール沖縄会議が呼びかけた激励集会は、小雨が降る寒空にもかかわらず1500人の熱気に溢れた。29日の証言を控えた稲嶺進名護市長は「県民の思いを背に私たちに正義があることを正々堂々と訴えたい。民衆の力こそがこの国の横暴を止める。安倍政権に負けず勝利を勝ち取ろう」。ヘリ基地反対協・安次富(あしとみ)浩さんが「今日は海上行動メンバーも一緒に参加。政府は唯一の解決策は辺野古移設と言うが、米本国に返すことが唯一の解決ではないのか」と批判すると「そうだ!」の声が上がる。

 翁長雄志(おながたけし)知事が大きな拍手で迎えられる。「未来を切り拓く仕事に携われることにやりがいを感じる。あのころ頑張ったから今があるのだと将来の子や孫に誇りを持って生きてもらえるよう頑張りたい」。わずか2、3分の短い発言に沖縄の未来を背負う覚悟と思いが凝縮される。道を挟んだ沿道にもしっかりと手を振り応えた。参加者が手をつなぎ「頑張ろう」の後、オナガコールで法廷へ。

 激励を背に翁長知事は2時間40分にわたって証言。「法的瑕疵(欠陥)があり、承認を取り消した。辺野古移設は決して容認できない」と断言した。代執行訴訟は2月29日第5回弁論で係争委訴訟とともに結審となる。  (A)

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