2016年03月04日発行 1418号

【2000万署名の加速化へ ZENKO成功させる集いで強化方針を具体化 戸別訪問は確率が高い 署名行動を楽しもう】

 2月21日の「2000万署名を成功させる集い」は、具体的な実践例や創意工夫の交流で残り9週間となった署名を加速させるヒントとエネルギーを参加者に与えた。

 成果は、戸別訪問への躊躇(ちゅうちょ)をぬぐい去ったことだ。

 戦争法廃止アクション★河内が実践例を報告。一軒一軒インターホンで「署名のお願いに上がったのですが」と問いかける。「今手が離せません」「結構です」などと断られる場合もあるが、しばらくして戸を開けて出てくる家もある。「どんな署名ですか?」「全国で2000万筆を集めようとしている戦争法廃止署名です」と会話が続けば、協力してくれるという。

 「1時間で1人が25〜30軒ほど訪問できます。結果は街頭よりも確率が高いですよ」との指摘に、戦争法アカン寝屋川アクションからも「出てくれる人の9割はしてくれる。率は高い」の報告。「断られる場合もインターホン越しだから、気持ちが楽だ。人通りが少ない地域では戸別訪問が有効だ」(滋賀)と賛同の声が続いた。

 預けた署名が返送され始めている。滋賀では200筆を持ってきた人がいた。兵庫でも73歳の老人が163筆を持ちこんだ。「街頭行動だけで目標を達成するのは無理。集めてもらうのが一番」(枚方)。1人で100筆を集める協力者を1000人つくることが急務だ。寝屋川では約50の保育園に要請した。滋賀でもキリスト教会への要請を始めた。

 目標にこだわる努力だけでなく、署名運動に込める思いも交流された。

 「自分でまくチラシは自分の思いで自分でつくる。他人のチラシを使わないようにしている」(寝屋川)、「対話をしていたら楽しくなってくる。私は一期一会(いちごいちえ)の出会いだと思って『知ってほしい』と真剣に話しかける。そしたら答えてくれるんですよ。中学生の集団で、1人だけだが『戦争はダメ』と署名してくれた。その子の思いを引き出せたことがうれしい。これが未来につながる」(大阪市)

 署名行動は楽しい。対話を楽しみ世代を超えた広がりを作り出す署名行動の意義も全体のものになった。

 10万筆が目標のZENKO関西の現状は1万1996筆(2月20日現在)。署名行動の場所と時間を増やす、訪問行動を強める、協力者を拡大するなどの方針が提起された。2月27、28日の第2回関西一斉行動は前回の倍の70スポット、300人の参加をめざす。大阪市ではスーパー前や商店街での署名、その後は周辺の戸別訪問が配置される。3月1日からは1週間連続の全日行動に挑む。

 3月20日は沖縄・辺野古から山城博治さんを招いた集会を開く。それまでに7万筆を達成して10万筆の目途をたてる意気込みだ。

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