2016年03月25日発行 1421号

【高浜停止は希望 187回目の金曜行動】

 首都圏反原発連合の金曜行動は187回目。官邸前、国会前に6千人が集まった。

 ミサオ・レッドウルフさんが主催者あいさつ。「大津地裁の仮処分命令で311を前に高浜原発が止まったのは大きな希望」と口火を切る。国会議員のあいさつに「野党は共闘」のコールが起こった。

 福島原発告訴団副団長の佐藤和良さんは「故郷、生業(なりわい)、人間関係を失った被害者に償いもせずに何が法治国家か。2012年以来の告訴・告発運動の闘いで、ついに強制起訴が実現した。東電元幹部の責任を満天下に明らかにすることが再稼働を止める道。刑事訴訟支援団に加わり、共に闘ってください」。

 ドイツ環境自然保護連盟の代表団も壇上に並んだ。「福島事故後、22年までにすべての原発のスイッチを切ることを決めた。命を守るために電力会社の力を破り、世界中の原発をなくそう。連帯の声を届けに来た」

 立憲デモクラシーの会の中野晃一さんは、反原発運動を皮切りに戦争法反対や「保育園落ちた」ブログ問題など国会前が人びとの怒りと意思表明の場になったと指摘。「ここで抗議すれば政治は動く。よりよい社会を作るための回路が出来てきた」

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