2016年03月25日発行 1421号

【「311甲状腺がん家族の会」設立】

 福島原発事故以降に甲状腺がんと診断された患者とその家族が3月12日、「311甲状腺がん家族の会」を設立した。

 社会的に孤立している患者・家族同士の親睦を深め、治療と生活の質を高められるよう情報交換し、関係機関に働きかけることが目的。現在、5家族7人が加入している。

 都内で開かれた記者会見には、父親2人がスカイプ中継で参加。「子どもの病気のことは誰にも言えなかった。会ができ、同じ境遇の親といろんな悩み事を話せるようになって気持ちが楽になった。ぜひ勇気をもって会に手を上げてほしい」(中通りの10代女子の父親)「息子は目の前で『あなたはがん』と言われ、顔面蒼白に。説明の時間は10分ぐらい、セカンドオピニオンに関する話もなかった。原発の影響かと聞いたが、医師は『ない』と」(中通りの10代男子の父親)と話した。

 入会は電話(070-3132-9155)、メール(311tcfg@gmail.com)、ホームページ(http://311kazoku.jimdo.com/)で受け付ける。

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