2016年05月06日・13日発行 1427号

【川内すぐ止めよ/高浜・伊方動かすな/九電・四電東京支社に抗議】

 九州電力と四国電力への抗議行動が4月20日、両社の東京支社前で行われ、約80人が「川内原発すぐ止めろ」「伊方原発再稼働するな」と声を上げた。

 再稼働阻止全国ネットワークによる月1回の定例行動。熊本などで相次ぐ地震を受けて、予定されていた四国電力抗議に加え九州電力に対しても緊急行動が組まれた。

 全国ネット共同代表の柳田真さんは「地震は南西へ向かって続き、その先には川内原発がある。北東でも大分地震が起き、その先には伊方原発がある。せめて地震が収まるまで原発を動かさないでほしいというのは、原発推進派も賛成する常識的な話だ」。

 通りがかった市民もひとこと話したいとマイクを握る。「大地震が起きているのに九電が川内原発を動かし続けるのは犯罪。日本、世界にとってピンチだがチャンスでもある。参院選で原発を動かすのか止めるのかを争点にし、安倍政権を倒して原発即時ゼロの政権をつくりましょう」

 参加者は「原発を止めましょう」と声をかけながらチラシを配り、シュプレヒコールと歌で、通行人や駅で電車を待つ人に原発停止、再稼働阻止をアピールした。

 社前行動に先立つ申し入れでは、「免震重要棟すらつくらず、モニタリング体制も不十分で避難計画もできていない。川内原発1・2号機を直ちに止めよ」と要請した。

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