2016年05月06日・13日発行 1427号

【ZENKOが沖縄連帯ツアー 沖縄連帯、参院選勝利でZENKOin大阪へ】

 ZENKOは毎月、沖縄連帯ツアーを行っている。2016ZENKO実行委員長の田中拓真さんより4月16〜18日の連帯ツアー報告と7月に開催されるZENKOin大阪の呼びかけが寄せられた。

毎月の連帯行動への信頼

 「ワッショイ!ワッショイ!」の掛け声とともにキャンプ・シュワブゲート前でデモが始まる。辺野古現地では、工事の中断により早朝行動は行われず、9時から座り込み、集会が行われた。ゲート前の座り込みで、山城博治さんは「工事を強行すれば、米軍司令部に抗議する。4か所のゲートで500人ずつ座り込み封鎖すれば工事は止められる」と力強く語る。

 テント村での集会ではZENKOがトップで発言。山城さんから「ZENKOは毎月沖縄に来てくれている。3月20日は大阪に呼ばれて集会に行ったが、すごい熱気だった」と紹介を受け、ZENKO運動に対する信頼を感じた。私は、戦争法廃止2000万人署名運動の成果や辺野古の基地建設断念の署名を集める決意をアピールした。

 この日は、辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会の集会が名護市内で開催されることで、長崎、熊本、鹿児島など全国から人が集まった。ある女性は「これまで沖縄の運動は片想いの運動だった。この土砂搬出反対の運動により両想いの運動になった。私たちは運命共同体だ」と発言。山城さんは「埋め立てに必要な土砂は2100万立方b、東京ドーム17個相当。1割は地元辺野古からくるが、残り9割は全国から搬出される。土砂搬出反対の闘いは全国の闘いであり、当事者の闘いでもある」と連帯の言葉を重ねた。

 連帯労組関西地区生コン支部の武建一委員長は「辺野古の海を埋め立てる大成建設に提供する生コンはない」と語る。原発さよならネットワークは『今こそ立ち上がろう』を伊方原発の替え歌にして披露し、会場を沸かせた。歌あり、和やかな雰囲気であった。

上間さん、北上田さん参加

 2016ZENKOin大阪は7月29〜31日に行われる。参院選直後の開催だ。大きなテーマは「戦争と改憲を止める」。その展望が、沖縄連帯と戦争法廃止の運動、そして国際連帯にある。

 沖縄からはキャンプ・シュワブゲート前座り込み行動リーダーの上間芳子さん、沖縄平和市民連絡会の北上田毅(きたうえだつよし)さんの参加が決定した。辺野古の最前線で闘っている2人であり、非常に大きな意義がある。

 ZENKOは2000万人署名を4月24日までに全国で6万筆以上を集めた。戦争法廃止の運動は、市民の運動が野党共闘で統一候補を擁立する力を生み出している。

 街頭での出会いから、20代、30代の人たちもZENKOの運動に関わってきている。その原動力は、安倍政権やおおさか維新の会の政治に対する怒りだ。運動を通じて若い人の声をさらに集め、政治を変える力としたい。

 また、イラク・米国・韓国をはじめ世界でグローバル資本の戦争と闘う人びとも参加し連帯を築く。戦争、原発、貧困などあらゆる運動を持ちより、安倍打倒の展望をつかむ集会としたい。

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