2016年05月20日発行 1428号

【高校生は金曜国会正門前に ティーンズソウル 4・29集会に700人】

 戦争法に反対する高校生グループ、ティーンズソウルが毎週金曜夜の国会正門前行動を始めた。4月29日には約700人が集った。

 「憲法読めない総理はやめろ」「国民なめんな」「野党は共闘」「独裁やめろ」「奴らを通すな」。コールが続き、合間にスピーチが入る。

 17歳の男子高校生は「安保法制強行には暗い未来しかない。子どもでもわかるルールを破るな≠政治家に向かって言わせないでください。ニュースを見てこれでは≠ニ思い、安保や民主主義を勉強した。もうあなたたちに政治は任せていられない」。

 勉強会の講師に招かれている元陸上自衛隊レンジャー部隊の井筒高雄さん。「熊本地震の救助で自衛官は歓迎されているが、南スーダンにはスコップじゃなく武器・弾薬を持って行く。安保法制でリスクは増した。『自衛官をだますな。5兆円超の防衛予算を社会保障・教育・子育てに回せ』と安倍首相に言いたい。毎週ここに来て若者を応援する」と励ました。

 高校を卒業したばかりの18歳男性は「民主主義って何だ。それは一人ひとりの中にあり、自分の意見を表に出さないと成り立たない。友人たちもみな安倍政権はやばいって言うが、公選法で未成年はビラ配りや電話ができない。ここで声を上げ、民主主義をつくっていこう」と訴える。

 「安倍晋三から憲法守れ」「命を守れ」「未来を守れ」「安倍はここに来い」。多様なコールが元気に響いた。

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