2016年08月12日発行 1440号

【インド CNDP(核廃絶と平和のための連合)/クマール・スンダラム/反原発運動は民主主義の闘い】

 日本の反原発運動もインドの反原発運動も民主主義の闘いだ。昨年の日印原子力協定締結に向けた安倍訪印時は、少なくとも10都市で抗議集会をした。各国の日本大使館前でも国際連帯で集会を開いた。インド最南端のクダンクラム原発では3・11以降最大の反原発行動が開かれた。

 運動体が直面しているのはモディ政権の強権的政治だ。モディの取り巻きはヒンドゥー教の国家をめざし、反原発運動に限らずNGOも「反国家」と決めつけ、「(従わないなら)パキスタンに行け」と言う。影響は一般に及ぶ。メディアは「モディが正しい」とし、社会的関心は牛の問題を使った反イスラム、中国やパキスタンの問題に限られる。日本でも同じようなことが起きている。国際連帯で闘わねばならない。

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