2016年08月12日発行 1440号

【「防犯パトロール隊」が住民弾圧/平和市民連絡会 上間芳子】

 参院選で伊波洋一候補の当選から9時間後、安倍政権は東村高江のヘリパッド建設工事再開を強行した。県警や全国から派遣された機動隊が数百人体制で県道70号を封鎖した。米軍属による暴行殺人事件を受け政府が派遣した「防犯パトロール隊」も、実際には高江で住民の弾圧にあたっている。機動隊らは無防備の市民に襲いかかっている。女性や老人も関係ない。

 日米両政府が一体となって沖縄の軍事要塞化を進めようとしている。戦争の愚行を繰り返すつもりか。軍隊は人を殺すための組織。子どもたちを再び戦場に送り、殺し殺させてはならない。

 私がなぜ参院選で伊波勝利のために、目いっぱい闘ったのか。それは、(宜野湾市長として)普天間基地安全不適格宣言をした伊波洋一さんを国会で安倍首相と対決させたかったから。その思いは実現した。安倍包囲網をつくることしか、戦争は止められない。負けない方法は最後までずっとあきらめないこと。頑張っていきましょう。

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