2016年11月11日発行 1452号

【殺し殺される%スーダン派兵反対 10・30青森集会に全国から1250人参加】

 「自衛隊を南スーダンに送るな!!いのちを守れ!!青森集会」が10月30日、青森駅前公園で開かれた。東北6県をはじめ関東一円、徳島、高知など全国各地から1250人が集まった。

 地元の人も「きょうは寒い」と話す寒さと小雨の中、集会が始まる。とりわけ参加者の胸を打ったのは、自衛隊員家族の訴えだ。北海道千歳市から駆けつけた平和子さん(仮名)は自衛官の息子を持つ。「『僕は大丈夫だから、お母さん何もしないで』と懇願する息子を前に苦しみ悩む日々を経て、泣きながら徹夜で息子に別れを告げる手紙を便箋6枚にしたため、この集会に立っている」

 次男が陸上自衛隊に勤務している福岡市在住の富山正樹さんからはメッセージが寄せられた。「息子は国土国民を守るために自衛隊に入った。殺されてはならない。殺してはならない」。青森には、“殺し殺される”新たな任務を帯びて南スーダンに派遣されようとしている陸自第9師団第5普通科連隊がある。声を上げる自衛隊員家族を孤立させてはならない。参加者一同、その決意を新たにした。

 各政党の発言では共通して「安倍政権打倒」「市民と野党の共闘で衆院選勝利」が強調されていた。

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