2017年01月27日 1462号

【「入れ墨調査」処分を撤回させる会総会 自治破壊の維新と総対決】

 大阪市の「入れ墨調査」処分を撤回させる会の総会が1月16日に開催され、新自由主義政策を進める維新政治と足元から闘う方針を確認した。

 総会では、全交・自治体政策研究会の中川哲也さんが、大阪都構想復活策動の危険性について報告。「維新は、総合区と都構想の選択を迫る戦略だ。どちらにしても、カジノ誘致やうめきた(梅田北)開発、万博などへの税金つぎ込みを可能とする。毒饅頭も腐った饅頭も選べない」と批判した。

 会場には、大阪市の強権的職員支配と闘う人びとが集まった。「君が代」強制・処分撤回を闘う教職員なかまユニオン笠松正俊さんは、市独自の学力テストを実施し結果を民間に提供する道を開こうとしていると警戒感をあらわにした。「髭剃り強要・差別待遇」に対し大阪地裁で争う交通局河野英司さんは、2日後の第5回期日傍聴を呼び掛けた。

 最後に、「入れ墨調査」被処分者から「維新支配とともに闘おう」と決意表明。会は、昨年11月の上告棄却を糾弾し、進行中の人事委員会での「処分取り消し」裁決を求め、2月3日に集会を開催する。2月17日の東京総行動に参加し、最高裁の不当な判断に抗議の声を広げる方針だ。

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