2017年12月29日 1508号

【議会を変える市民と変える/東京都足立区議 土屋のりこ/みずま雪絵さん おめでとう】

 11月5日から11日まで足立のお隣、葛飾区で区長・区議選がおこなわれました。

 福島みずほさんの選挙で初めてお会いし、みずほ下町応援団でご一緒してきた無所属の33歳みずま雪絵さんが2期目をかけて挑まれ、見事再選を勝ち取られました。

 2011年原発事故以降、政治が激動していました。13年夏の参院選で脱原発を掲げた山本太郎さんが初当選。東京選挙区では共産党とあわせて2議席を市民が獲得しました。その秋の葛飾区議選で、脱原発を掲げ労働者の立場から初挑戦したみずまさんが29歳の若さで初当選をもぎとります。翌年、松戸市議選でも脱原発の新人候補が2人当選。市民の声が、要求が議会で議席を獲得できるんだと大いに勇気をもらいました。

 7月の都民ファースト圧勝から10月の小池劇場没落へと政治状況が目まぐるしく変化する中、みずま雪絵の、私たちの訴えの核心は「税金の使い方を問う」でした。

 最たるものが亀有駅前商業施設の民間事業への公金支出で、8915万円もの税金を葛飾区の事業でも委託でも全くない100%民間の絵本劇場整備に投入したとか。今後も年7千万円の負担を区がおこなうといいます。ほかにも庁舎建て替えの264億円など区民無視の公金の使われ方に異議を唱え、費用弁償(交通費相当の手当)廃止や労働者保護、介護の拡充を広く区民の皆さんに訴えました。

 私もみずまさんと一緒に選挙カーに乗って、ウグイスや応援演説など走り回りましたが、驚いたのは応援に駆けつけた議員さんたちの多さ、つながりの広さでした。

 福島みずほさん、みずまさんと同期という山本太郎さんをはじめ、北区議、松戸市議、大田区議などいろんな無所属市民派の議員が一緒に選挙戦を闘いました。まさに「野党共闘」の選挙戦でした。

 みずほ下町応援団でも「議会で多数派をとらなければ」と提起されています。国会の外のデモ隊は多数ですが、議会の中でも多数派をとることが本気で政治を変えるには必要です。葛飾区で死守した市民の1議席。来年は日野市のあるが精一さん、松戸市も改選を迎えます。市民派の議席を必ず守る、拡大する。そのために私にできることをおこなっていきたいと思います。

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