2018年03月09日 1517号

【原発事故被害者/権利守れと/署名提出/原発賠償京都訴訟2万4千筆/3・15判決の傍聴支援を】

 原発賠償京都訴訟の原告団、支援する会は2月22日、3月の判決を前に、公正判決要請署名第7次分1517筆を京都地方裁判所に提出。これまで提出した署名累計は、団体署名155団体、個人署名2万4124筆となった。

 これは、原告らが第1回期日より裁判所に求めた「原発事故の実相と原告たちの命と向き合い、痛切な訴えに耳を傾け、正当な権利を実現する公正な判決を」として、世論と社会的圧力をつくり出そうと集めたもの。支援者を中心に、労働組合や他の集団訴訟関係者、全国のキリスト教関係者、公害闘争関係者、国民救援会などからも届けられた。ネット署名や英語版、中国語版、韓国語版も作られた。

 原告団、支援する会は、3月15日判決期日の傍聴支援を広く呼びかけている。当日は9時20分〜9時35分抽選番号配布、10時開廷、11時〜(予定)記者会見&報告集会(京都弁護士会館大ホール)。

住宅立ち退き訴訟1万7千筆/国・県の責任逃れ許さぬ

 山形県米沢市の雇用促進住宅に住む原発避難者に対する強制立ち退き訴訟反対の署名は、1万7116筆が集まった。「これを許せば避難者の強制退去が次から次へ起きる」と、昨年11月16日のスタートから締め切りまでの約2か月間に全国各地から寄せられたものだ。

 うち1万978筆は12月20日に復興庁と厚生労働省に提出。その後上積みされた6138筆が2月21日、福島県知事あてに提出された。対応した福島県生活支援課は、丁重に受け取ったもののコメントは一切なし。裁判は国の外郭団体が原告となっており、これを隠れ蓑(みの)に国と福島県は責任を回避している。

 第3回口頭弁論は3月20日、山形地裁で開かれる。裁判長が交替するため、4月以降仕切り直しとなる。被告にされた避難当事者と支援する会は、過去2回に続き傍聴席を埋め尽くそうと呼びかけている。

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