2018年08月03日 1537号

【地域から3000万署名 全国からZENKOへ】

大阪市 猛暑の中 街頭で訪問で/ZENKOチケット購入も

 ZENKOin大阪(第48回平和と民主主義をめざす全国交歓会)直前の7月14〜20日、「平和と民主主義をともにつくる会・大阪」は1週間連続行動に取り組んだ。37、38度にも上る猛暑の中、街頭や戸別訪問に奮闘し、この期間だけで訪問のべ512軒、3000万署名は計223筆を集中。対話が弾み、会の「山川通信」の話やZENKOチケットの購入、参加につながった場合も。スタッフの経験は日々メーリングリストで発信された。一部を紹介する。

 ◆16日「猛暑のスーパー前、スタッフ6名。署名は30筆集まりましたが、あまりの暑さに皆さんの顔が険しく、ゆっくり対話する余裕がない感じ。中学生の一団が『戦争はあかんよなあ』と言って協力してくれました」◆18日「2人で昼から約2時間戸別訪問。正直、むちゃくちゃ暑かったです。152軒回り、留守137軒、署名5筆でした。『暑いなか頑張ってね』と言われたり、80代の方に通信配布OKと言われたのは、うれしかったです」◆19日「全戸訪問でピンポンすると『暑いから入り』と土間に通してくれ、署名の後は、リーフを広げて東アジアの平和を作る場にこれだけの人たちが一同に会すると全交を説明。チケットを買ってくれ『天満橋やね、28日行くよ』と」◆20日「スーパー前3名で12筆。『学校で憲法9条を習った』という男子高校生は、朝鮮が平和へ前進していると言うと『そうやな』と全交当日精算券を受け取ってくれました。『アメリカを儲けさせるための武器購入やカジノはやめて!』の声、カジノ推進法や老人いじめで維新に怒っている人も」


北海道 改憲NO!署名とともに/地域を知り活動拡げる

 北海道で「安倍9条改憲NO!3000万署名」と「放射能健康診断署名」を合わせて街頭で行っている。

 廃線から30年が経つ北部日本海側の旧羽幌(はぼろ)線沿線は、使用済み核燃料の地層処分場候補地になる心配がある。私の住む岩見沢と同じ小選挙区ともなっている。署名活動をできそうに見える市街地は、羽幌町中心市街だけだった。かつて炭鉱で栄えた町も、営業しているガソリンスタンドを見つけられないほど寂しくなっていた。人口3千人の天塩(てしお)町では通行人がいるか心配だったが、偶然到着したスクールバスの高校生が4人も署名してくださった。

 札幌の隣、北広島市では、ほぼ毎回だれか活動をしている人に会う。背景に、被爆地広島が先祖の地であることが関係している。先日「北広島九条の会」の定例会に参加させていただいた。同会でも「安倍9条改憲NO!」を集めているので、「泊原発を再稼働させないでください」の署名用紙を持ち帰った。ZENKOin大阪でこの署名を集めてお渡しし、「放射能健診」にもさらなる協力を求めたいと考えている。

 このように、地域を知ること、さらに活動のはばを拡げることを心がけている。

(全交北海道 砂川一郎)
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