2019年03月29日 1569号

【やめろ!新たな土砂投入 連続行動へ 首相官邸前アクションに2500人】

 3月16日、「沖縄県民投票の黙殺を許さない!辺野古新基地建設反対!今こそ日本の民意を示すとき!首相官邸前アクション」。2500人が歩道を埋めた。「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会が主催した。

 沖縄県民投票で示された民意を一顧だにしない安倍政権。諦めず県民大会で新たな闘いに踏み出す沖縄県民。警察の不当な規制を超え、横断幕・パネル・歓声で整然と集会を盛り上げる参加者。沖縄現地1万人県民大会と結び、オール沖縄会議の連帯メッセージが中継で流れると大きな歓声があがった。

 主催者を代表し木村辰彦さんが「県民投票で沖縄県民は勝利した。沖縄県民の闘いと野党の結束で大浦湾の工事は技術的に不可能であることが明らかになった。政府は玉城知事に対して設計概要の変更を申請するが、絶対承認しない」と工事は不可能であることを突きつけた。

 宜野湾市役所前ハンストで闘った『辺野古』県民投票の会の元山仁士郎(じんしろう)さんが登壇すると、カメラの列が取り囲み、激励と共感の大きな拍手が沸き起こる。「自治を侵害する基地をこれ以上置かないでほしい。普通の暮らしがしたいと訴えているだけだ。人が嫌がることはしない。いじめ、差別はだめ。当たり前のことがなぜできないのか。悔しく悲しい。全国1700の議会に陳情を提出したように、まだまだできることはある」と落ち着いた口調で力強く訴えた。労働組合や市民団体、米軍犯罪被害者など熱のこもった連帯あいさつが続く。

 最後に、辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会の中村利也さんは、軟弱地盤・活断層の問題に触れ、できない新基地に工期も工費も不明で青天井に税金を投入する公共工事はあり得ないと糾弾。施工業者・大手ゼネコン大林組抗議行動をはじめ、3月24日(日)首都圏大集会(14時〜東池袋中央公園)、3月25日(月)首相官邸前座り込み(8〜17時)を軸に、3月22〜25日「沖縄の声を聞け 止めろ!新たな土砂投入 連続行動」を提起した。

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