2019年05月17日 1575号

【札幌750人 改憲・改元 批判リレートーク/“理想に近づくため より良く現実を生きることが大切”】

 札幌の憲法集会には750人が参加しリレートーク。

 三上友衛・北海道憲法共同センター代表は「日本国憲法の制定日も元号で表現すれば単なる通過点。国民生活と命を守り続けてきた日本国憲法記念日こそ国民全体で祝うべきだ」として、安倍政権がメディアを通じて繰り広げている天皇代替わり、改元キャンペーンへの抵抗の意思を示した。

 労働者を代表して発言したのは市内で看護師を務める佐賀史織さん。「20歳代の若い看護師が腰痛で立てなくなり、毎日のように辞めていく。患者のための仕事がしたいのに、ひどい状況に追い詰められた医療従事者は患者を攻撃するようになる。改憲を言う前にこうした実態や国民生活と向き合うのが政治の役目。理想に近づくためより良く現実を生きることが大切だ」

 市内中心部をデモ行進し、改憲阻止をアピールした。

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