2019年05月24日 1576号

【2019ZENKOin東京へ/全国実行委開催/DSAなど迎え民主主義的変革へ前進を】

 49回を数える平和と民主主義をめざす全国交歓会「2019ZENKOin東京」が7月27〜28日、東京で開催される。それにむけた全国実行委員会が5月10日、北海道、東京、横浜、大阪、広島をスカイプで結んで開催された。

 今年のスローガンは「軍事費削って貧困なくせ!基地も原発もカジノもいらない!安倍政権は退陣!―世界の民衆の連帯で東アジアに平和を!9条改憲を阻止しよう―」。いずれも重要な政治課題が並ぶ。

 今回注目されるのは、米国からDSA(アメリカ民主主義的社会主義者)のメンバーが参加することだ。

 DSAは、昨年の中間選挙で最年少下院議員オカシオコルテスをはじめ多くの議員を誕生させるなど、ここ数年で大きな影響力を持つようになった。トランプ大統領の差別分断、排外主義に対抗する、すべての人を対象とした公的保険制度の確立など民主主義の回復、社会主義的政策に支持が広がっている。日本でトランプ流右派ポピュリズム$ュ策をとる安倍、維新政治と対抗する上で、経験交流の意味は大きい。

 ZENKOは国際連帯を重要視し、運動をつくってきた。東アジアの平和建設も韓国の運動団体との連帯・交流を継続している。実行委員会の場で5月3〜6日に取り組まれた連帯行動の報告があった。「顔を合わせることが連帯をより深めることにつながっている」と参加者は語った。6月には韓国済州(チェジュ)島の反基地活動家と沖縄新基地建設と闘うメンバーを招き全国各地で集会を持つ(案内別掲)。

 辺野古新基地建設をめぐる沖縄県民投票にあわせて実施した市民投票、反原発の闘いや原発事故避難者支援の運動などこれまで出会った人びとをつなぐ東京ZENKOまで2か月余り。「平和と民主主義」はいつにもまして重要な時代となっている。成功めざして準備は急ピッチで進む。
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