2019年05月31日 1577号

【老朽原発うごかすな 関電本店包囲し全国集会】

 5月19日、「老朽原発うごかすな!関電包囲全国集会」(主催―原発うごかすな!実行委員会@関西・福井)が大阪市の関西電力本店前で開かれた。青森から鹿児島まで14都府県約750人が参加し、反原発の声で盛り上がった。

 青森からの参加者は、青森へ核燃料廃棄物の搬入を企てる関電に怒りをぶつけ、「搬入地ならしの狙い阻止」を強く訴えた。滋賀県野洲(やす)市では、文科省作成「放射線副読本」を回収させた。田中陽介市議が「文科省から直接配布はおかしいと考え、市民と行政が議論していくことで回収。議論が大切だ。これらが原発がなくなることにつながればいい」と闘いを報告した。

 奈良からは「地域の自然エネルギーで経済を活性化できる。地域から原発ゼロを」、愛知から「愛知は福井の風下にあり、我が身の問題と考え反対している」。地元大阪も「電源の代わりはあっても琵琶湖の代わりはない。近畿の水がめを汚染させてはならない」など、熱気あふれるアピールが続いた。

 関電は要請書手渡しでもロビーで立ったままわずか5分などと誠意のかけらもない。本店ビルに「老朽原発動かすな! 原発廃炉! 再稼働を止めろ!」と声を上げ、バナーを掲げ御堂筋デモに出発。

 関電前プロジェクトは放射性廃棄物ドラム缶の模型を背負って歩く。デモは外国人観光客も含め沿道の注目を集め、しきりに写真を撮る人も。さらに、若者からの反応がほしい、若者の参加が増えてほしいと願いつつ、私は歩いた。

(ZENKO関電前プロジェクト・松永勝子)

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