2019年07月12日 1583号

【民主主義的社会主義を展望し、参院選勝利へ/東京・大阪でMDS集会】

 「民主主義的社会主義の展望のもと参院選を闘いぬき、改憲を阻止しよう」とMDS(民主主義的社会主義運動)集会が6月30日、東京と大阪で開かれた。大椿ゆうこさん、仲村みおさんの勝利をかちとり、7月末「2019ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)in東京」に総結集しようと呼びかけた。

期待高まるZENKO 東京

 東京集会では、山川よしやすMDS書記長の講演(要旨2面)のあと、仲村みお社民党参院選比例代表予定候補からビデオメッセージ。「辺野古新基地をつくらせないことは、少数者を切り捨てない、民意をしっかり尊重する社会をつくること」。集会にかけつけた社民党全国連合の中川直人常任幹事も、仲村さんへの強力な支援を要請した。

 東京・南部の北村純一さんは、品川区議会に「沖縄県民投票の結果を尊重し、対話による解決を」との意見書採択を求める請願署名をこの日までに774筆集めたと報告。95筆を寄せた市民は「沖縄の基地問題は日本全体の問題」と手紙を添えていたという。

 2019ZENKOin東京のラインナップが紹介される。

 第3分科会「自公・維新の暴走政治から地域を取り戻す」。5月の足立区議選で土屋のりこさん再選をかちとった「平和と民主主義をともにつくる会・東京」の石島孝さんは「足立区は格差社会、安倍政治の矛盾が集中的に表れている。若い人たちと一緒に、われわれの手で地域は変えられる確信を共有したい」。日野市議の有賀精一さんは元副市長による報酬二重受け取りの不正追及のさなか。「市長らを被告に裁判提訴した。疑惑を究明し、市政の腐敗をただす」と決意を述べた。

 第6分科会「大法院判決に向き合い強制動員問題の解決を」。同問題解決と過去清算のための共同行動の矢野秀喜さんは「国際法違反は日本の側。きょう板門店(パンムンジョム)で米朝トップが会っているが、この流れに日本の政権はほとんど背を向けている」と批判する。

 第4分科会「低線量被ばくと原発再稼働に反対する」。ひだんれん幹事の村田弘さんは「地上げ屋か悪質サラ金のような追い立てを公権力がやろうとしている。これほどひどい人権侵害を止めずに原発再稼働などの暴走を止めることはできない」と訴えた。

 第10分科会「軍事費削って福祉に回せ」。介護施設「くまハウス」の大久保信之さんは「どこも人手不足。処遇改善・賃上げが大きな課題だ。一人ひとりのお年寄りの意志に応え、最期まで尊厳を守るケアを大事にしたい」と話す。

 1日目夜は「未来へのドアをノックする」コンサート。「誰もが自分らしくいられる世界を。7月21日の歌舞団まつり(11〜14時、横浜・鶴見神社)を通じていろんな人が住みやすい街にしたい」などの発言を受け、『いのちの連帯』の歌声でZENKOin東京の魅力をアピールした。

 
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