2019年07月19日 1584号

【神奈川選挙区/あさか由香候補/8時間働けば暮らせる社会へ】

 参院選神奈川選挙区は改選定数4に対し現職4人を含む14人が立候補する激戦区。共産党のあさか由香候補(39)は3年前、3万6千票余りの僅差で次点に泣いたが、そのとき掲げた「8時間働けばふつうに暮らせる社会へ」の政策は今回、市民と野党の共通政策13項目の一つに盛り込まれるに至っている。

 生まれ育った横浜市鶴見区のJR鶴見駅東口で第一声を上げたあさか候補。「パパの帰りが遅いから、8時間働けばふつうに暮らせるようにしてほしい―小学生からもらったメッセージを大切に3年間全力で活動を続けてきた。過労死や過労自殺が蔓延する社会はおかしい。長時間労働、劣悪な働き方は働く人だけでなく、子どもたちをも犠牲にしている。これを変える力はみなさん一人ひとりにこそある」と訴える。

 応援演説に立った鶴見大学名誉教授(解剖学)の後藤仁敏(まさとし)さんは「あさかさんはアメリカ留学中に交通事故でお母さんお兄さん妹さんを失い、それをきっかけに命を大切にする社会に向けた活動に参加するようになった。3年前、惜敗したとき私は悔しくて1週間ほとんど眠れなかった。あんな思いは二度としたくない。最後の最後まで力を出しきろう」と呼びかけた。

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