2019年08月02日 1586号

【参院選 改憲勢力3分の2許さず】

 7月21日参院選投開票、全国の野党共闘候補などの勝利と改憲勢力3分の2割れを実現したのは草の根の市民の声と粘り強い働きかけだ。市民が支えた滋賀の4野党統一候補嘉田由紀子さん、オール沖縄の高良鉄美さんをはじめ選挙区での市民と野党共闘候補や共産党候補などの勝利、社民党比例代表大椿裕子、仲村未央さんの押し上げに、ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)も各地でその一翼を担った。

関西 一人ひとりに働きかけ 電話かけ2万2千件超

 関西では、改憲派3分の2を阻むために、安倍改憲パートナー、日本維新の会ストップへ、社民党比例代表大椿ゆうこさんの支援とともに、大阪選挙区・共産党たつみコータローさん、京都選挙区・同倉林明子さんらの支持拡大に力を尽くした。

 連日の街頭宣伝や電話かけなど市民自身が一人ひとりにはたらきかける活動に奮闘。たつみ候補支援では、7月4日公示日から20日投票前日まで毎日、コータロー応援チームとともに選挙事務所からの電話かけで支持を広げた。各地の市民選対などからの電話件数は、ZENKO集約分で総数で2万2千件に達した。

 ZENKO共同代表の山川よしやすさんは「大椿さんの、全国2100万非正規の代表を国会に、当事者が立ちあがって社会を変えよう、の訴えは反響を呼んだ。地元大阪で、SNSを駆使するとともに、電話やメガホン隊10か所150人の参加で地域の隅々にまで訴えた。森友追及・安倍批判の急先鋒たつみさん次点は残念だったが、市民運動の側からともに改憲阻止の声を広げた意義は大きい」と語る。

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