2019年08月09日 1587号

【韓国・代案文化連帯 ユ・ミヒさん 韓日の労働者・民衆の共同行動を】

 美しい平和の言葉で希望の話をしたかったが、最近の韓日の経済的軍事的緊張が平和の言葉をすべてさらってしまった。東アジアは岐路に立たされている。

 韓国では日本商品の不買運動、日本旅行の取り止めが野火のように広がっている。日本の支配勢力が植民地支配の責任を認めず、戦争のできる国家に向かい、東アジアでの政治的軍事的影響力を拡大する戦略をあらわにしているからだ。

 安倍は平和憲法改悪に日本の民衆の同意を引き出すため、これまで朝鮮を“悪魔”化してきた。南北間で平和の情勢が形成されると、今度は韓国を“安全保障上、信頼できない国家”と位置づけている。

 徴用工判決は、植民地支配への賠償を認めなかった請求権協定など過去の矛盾した歴史をただす過程とみなければならない。

 韓日の葛藤で一番苦しみを強いられるのは、韓日の労働者・民衆・少数者だ。命と暮らしを守り、民主主義を強化することがますます切実になってくる。

 安倍政権に賠償判決を履行させ、韓国への輸出規制を撤回させよう。9条改憲を断念させよう。韓日民衆が排外主義や排他的民族主義に動員されないよう韓日民衆連帯を実践していこう。

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