2019年09月13日 1591号

【憲法いかし福祉のまちへ3期目 若者、子育て世代とともに 京都府向日市議・杉谷伸夫】

市議選得票は2位

 8月4日に執行された向日(むこう)市議会議員選挙で、私は第2位の得票で当選し、議員3期目のスタートを切りました。選挙で訴えたことは「憲法いかし、福祉のまちに」です。5月の連休明けから駅前に事務所を構え、このスローガンを大きな横断幕にして掲げ、毎月発行しているニュースでも訴え続けました。

 「憲法いかし」は、憲法をないがしろにし、書き換えてしまおうという安倍政治を許さないという決意です。「福祉のまちに」は、今の向日市政をめぐる対決点がここにあるからです。

 向日市では、駅周辺の開発事業がいくつも検討・計画が進行中で、その他にも観光誘致策などを積極的に進めています。その一方で、子育て支援や医療、高齢者福祉など社会保障・福祉の分野は後回しにされています。特に現在進行中のJR向日町駅の駅舎・駅ビル・駅周辺開発が、当初示された事業費を大幅に上回りそうだと予想される中で、事業費総額も何も示されないまま進行していることに対し、「市民に事業計画の現状を説明せよ。市民負担を示せ」と訴えました。そして深刻になっている保育所待機児童の抜本的解消、子どもの医療費無償化の実施や、毎年大幅値上げが続く国民健康保険料の軽減などに優先的に取り組むことを訴えました。

「選挙運動って楽しい」

 今回の選挙戦では、若い世代が私の選挙運動に積極的に関わってくれました。

 時給1500円実現の運動に取り組んでいる若者は、「若者が関心のある問題に杉谷候補はどう考え取り組むのか?」を市民の前でアピールする企画として、駅前で『若者とのQ&Aトーク』を準備し、自ら司会を務めてくれました。公民館での個人演説会も、『若者・参加者とのQ&Aトーク』でおこない、参加者から「来て良かった」と感想が寄せられました。議員活動をしていると、つい向日市行政の守備範囲内で物事を考えてしまいますが、若者の要求はそんな枠は関係ありません。どう受け止め取り組んでいけるのか、真剣に考えさせられました。

 また子育て世代の方々も、スタッフとして選挙運動を担ってくれました。子育て中のお母さんたちは、それぞれに孤立して頑張っており、横の繋がりを求めていると感じます。ある方が「子どもが自由にボール遊びできる公園」をつくった取り組みを話してくれましたが、私も一緒に話を聞いた別の方も、もっと詳しく聞きたいと受け止め、その後に繋がっています。「選挙事務所に集まってる方たちが素敵で、選挙運動ってとても楽しいんだって思った」という感想も聞きました。選挙事務所でのスタッフの交流が大きな役割を果たしたと思います。

 私たちの活動に期待して選挙運動をともに担ってくれた若い世代がそれぞれに繋がり、要求を声に出して取り組んでいけるよう支援していこうと思います。その中で、「市民が主役のまちづくり」をめざす新たな輪を広げたいと思っています。





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