二月十日（現地時間九日）ハワイ沖で発生した米原子力潜水艦による愛媛・宇和島水産高校の漁業実習船衝突・沈没事故に対し、平和と生活をむすぶ会は翌十一日、東京のアメリカ大使館に抗議と真相徹底究明の申し入れをおこなった。

　申し入れは「今回の事故は民間人の生命と安全を無視した原潜の行動こそが原因」とし、「通常潜水艦が浮上する際にとられるべき確認手順がとられていれば起こり得えなかった事故」「真相にふたをしたままの謝罪は受け入れることができない」と主張。合わせて、「在沖縄米軍司令官は県知事・首長らを名指しで『腰抜け』呼ばわりした。同盟重視の名の下に住民に犠牲を強いる姿勢に強い憤りを覚える」と抗議している。