2001年04月13日発行685号

浜 木 綿

1.風は南風 頬に触れても
あの人の船は もう帰らない
砂浜の陰に 千鳥が一羽
淋しく今日も 泣いている
空は海の青さに 海は空の青さに
南の島影を 涙に浮かべている
乙女の胸に深く 浜木綿の花がゆれる

2.風は南風 潮の香りは
あの人のくれた 夏の想い出
砂浜の陰に 私は一人
淋しく今日も 遊びます
愛を知らないままに 恋を知らないままに
別れの哀しみは 静かによせてきて
乙女の胸に深く 浜木綿の花がゆれる

3.風は南風 髪をとかして
あの人の唄は 遠い海鳴り
砂浜の陰に 千鳥が一羽
淋しく今日も 帰ります
空は海の広さに 海は空の広さに
南の島影を 夕日が染めてゆく

  乙女の胸に深く 浜木綿の花がゆれる

JRSRAC 出 0104043-101
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