2001年06月29日発行695号

第11回   月  桃

1)月桃ゆれて 花咲けば
  夏のたよりは 南風
  緑はもえる うりずんの ふるさとの夏

2)月桃白い 花のかんざし
  村のはずれの 石垣に
  手にとる人も 今はいない ふるさとの夏

3)摩文仁の丘の 祈りの歌に
  夏の真昼は 青い空
  誓いの言葉 今もあらたな ふるさとの夏

4)海はまぶしい 喜屋武の岬に
  寄せくる波は 変わらねど
  変わる果てない 浮世の情 ふるさとの夏

5)6月23日 待たず
  月桃の花 散りました
  長い長い煙たなびく ふるさとの夏

6)香れよ香れ 月桃の花
  永遠(とわ)に咲く身の花ごころ
  変わらぬ命 変わらぬ心 ふるさとの夏

JASRAC 出0107545−101
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