海上保安庁に抗議(2001年12月25日・東京)
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十二月二十二日に起きた「不審船」撃沈事件について平和と生活をむすぶ会は同二十五日、海上保安庁に対し武力行使と乗組員殺害に抗議する申し入れ行動をおこなった。
申し入れの中では、「武力行使を強行したことは国際法違反」「船体射撃には何の法的根拠もなく、殺人以外の何ものでもない」と糾弾し、亡くなった乗組員の遺族への謝罪および武力行使した巡視船乗組員の国内法に基づく処罰、真相の徹底究明を強く求めた。
対応した係官は「(射撃は)最終的には海上保安庁長官の判断による」とした上で、投げ出された「不審船」乗組員については「(自爆の可能性も)念頭に置いていた」「夜間の海上では肉眼での確認は困難」と述べ、救出に全力を上げなかったことを認めた。