2003年06月13日発行792号

【労基法大改悪にNO 5・28中央集会開く 解雇の自由許すな】

 五月二十八日都内で、「労基法大改悪NO!労働者の声を国会へ5・28中央行動」が一日行動として展開された。労働者派遣法改悪案が衆院厚生労働委員会で可決され、労働基準法改悪案が審議入りする中、参加者は廃案を求めて国会傍聴や国会前座り込み、厚生労働省抗議行動を繰り広げた。

 夜の中央集会には、民間中小組合・ユニオン・争議団などから約千名が結集した。国会議員は「小泉は構造改革を進めていないという批判は誤り。進めているから解雇の自由も進んでいるのだ。むちゃくちゃな改悪法は通させない」(民主党)「廃案は十分可能。六月十八日の会期末まで連日がんばろう」(共産党)などとあいさつ。日本労働弁護団の鴨田哲郎幹事長は「労基法を私たちにとって使い勝手のよい法に変えよう。派遣法改悪ではなく、正社員と臨時雇用者の身分を同等にする取り組みを」と訴えた。

村上裁判長を糾弾する鉄建公団訴訟の原告たち
写真:村上裁判長の似顔絵に極悪と書いた大パネルを支えて壇上に立つ原告たち

東京高裁を許さない

 「労基法改悪」「NO!」「派遣法改悪」「NO!」「戦争」「NO!」のコールの中、この日の行動を準備してきた実行委員がずらりと壇上に並んで一分間スピーチを行なった。「首切り自由を露払いする東京高裁・村上敬一裁判長は絶対許さない」と、村上を鎖で縛った大型パネルを掲げるのは鉄建公団訴訟の原告団。首切り自由を許さない!実行委員会は「七月十四日に東京高裁を包囲しよう」と呼びかけ。神奈川シティユニオンの外国人労働者は、韓国語・スペイン語・タガログ語でそれぞれ「がんばろう」を唱和した。

 参加者は集会終了後、廃案まで闘おうと国会請願に出発した。

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