ロゴ:男女平等を拓くのロゴ 2005年12月02日発行914号

(8)『男女平等委員会の活動 』

 この連載も8回目、多くの感想や期待が寄せられ、大いに励まされてきました。

団結まつりでグッズ販売(10月23日・大阪)
写真:男性の正面の顔半分に女性の横顔が重なったイラスト(本シリーズのロゴデザイン)を描きYES TO WEMEN と描いた看板の下で物品を売る女性

 「こんな紙面が欲しかった、もっと充実してほしい」「書く人がいろいろ変わるので面白い」「情勢と現実の生活があって、最後に男女平等を拓く試みの実践がある。まとまっていて読みやすい」「普通の解説でなく、実践があるから自分自身に問われている感じで重く受けとめている」「子育てを振り返り、子どもの未来を考えたり、職場のことを考えたり、この記事で振り返ることができる」

 私たちは、グローバル資本主義がもたらす貧困と不公正について、現状と変革の展望をジェンダー平等の視点から一般的解説ではなく、私たちの取組みを通して追求することに腐心しました。その姿勢が少しでも伝わったでしょうか。

 嬉しいことに「今、しんどさを抱えている仲間と月2回、この記事の読み合わせをしている」「子ども全国交歓会の仲間と読み合わせたい」。ある男性からは「視野が広くなる」と。

 厳しい批判として「国際的なディーセントワークの流れはいいけど、日本ではむしろ後退しているのはなぜなのか、突っ込んだ分析が必要」と。

 日本の労働運動はもとより、女性運動においても、非正規労働者が闘いの当事者となっている先駆的な運動はあるものの、全体として、新自由主義の(規制緩和の)政策に対して基本的な対決が欠落して、結果として支配層にからめとられていることは否めません。今後、理論的に深めたいと思います。

 MDS(民主主義的社会主義運動)男女平等委員会は、世界の民衆と連帯して、地域で平和と民主主義を築く運動のすべての分野で、女性の仲間が(男性も)生活を丸ごと抱えながら、いきいきと活動できるようになることをめざしています。

 05年初頭の「女性いきいき交流集会」では、抱える「しんどさ」の共有の上に、乗り越えていこうとしている仲間の姿勢に学び、励まされました。さて、06年の集会はどんな前進があるのでしょうか(次号で案内)。

 開設3年目になる「女性のこころ・からだ相談室」(毎週火曜日)は、苦しい時や健康への不安の拠り所として信頼を築きつつあります。

 また、今年の関西「団結まつり」には独自のテントで初登場し、イラク女性自由協会(OWFI)の闘いに連帯して、女性シェルター支援の「Yes to Women」グッズを販売しました(継続中)。あの苛酷な侵略と占領下でシェルターや子どもたちの支援が取り組まれIFC(イラク自由会議)全体の闘いに大きく位置づいていることに共鳴し、連帯活動を広げたいと思っています。

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