2021年07月16日 1682号

【五輪は中止だ 戦争の時代許さない 2021ZENKOin大阪へ/地域で事前企画、準備は急ピッチ】

 ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)in大阪まで3週間を切った7月3日、全国実行委員会が開催された。いかに多くの人に集会参加を広げるかが最大の課題だ。各地域の実行委員会や参加団体からプレ企画などが報告された。

 東京オリンピック開会式の日に「五輪中止」行動を企画する首都圏では、南部実行委員会が「五輪への学童動員をやめろ」と自治体や教育委員会への要請行動に取り組み、11日にプレZENKOを予定している。

 ZENKOは「オリンピック・パラリンピックを中止し、コロナ対策の最優先を求める緊急署名」を8月末まで集中して集める。

 コロナ感染の拡大に目をつむり五輪開催に突き進む政府に危機感を持つ人は多い。「今は戦争の時代を彷彿とさせる」と実行委員会の参加者は語った。「五輪は国が決めたことだから仕方がない」では、「戦争が起きても仕方がない」と同じ。「戦争を止めたいから、五輪もとめたい」。ZENKOを広げる言葉になる。

 ZENKOに集う闘いは豊富だ。2日目の分科会には16のテーマが準備されている。沖縄新基地建設問題や朝鮮戦争終戦に向けた平和キャンペーン、原発被害者賠償訴訟、自治体変革など、文字通り「平和と民主主義をめざす」闘いが結集する。「ODA廃止」の分科会には、軍事クーデターに抗議するミャンマーの活動家も参加する。

 デジタル化や土地規制法施行に対しても継続して闘う方針が補強された。

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