2021年07月23日 1683号

【安心の老後≠ゥら広がる話 初参加者12人としゃべり場 東京都足立区議 土屋のりこ】

 7月10日、安心して老後をおくれるあだちへ≠テーマにした「区議土屋のりことのしゃべり場」(平和と民主主義をともにつくる会・東京主催)。支援者ら23人に参加いただいた。

 「渋谷区でバス停に座っていた高齢女性が撲殺される身につまされる事件があった。単身高齢女性の問題は他人ごとではない。お話を聞けて良かった。区内に良心的な介護施設があると知れて安心した」。参加した女性の言葉だ。

 つどいは、小規模多機能事業所くまハウスの大久保信之さんと、看取りをおこなうホームピアむつみあいの佐藤明子さんのお話から。「その人の尊厳を大事にする介護ができる『小規模多機能』が制度化され移行を決めた。認知症で一人暮らしの利用者さんに『ここに泊まりたい』と、関係を作れたことがうれしい」(大久保さん)「誰にも訪れるその時まで、住み慣れた街で過ごせることを大切にしている。コロナ禍でも1日でいいから一緒にいたいとの家族の願いをかなえられる喜び」(佐藤さん)

 つどいには多様な参加があった。労働者協同組合事業にとりくむワーカーズコープ・成田誠事業本部長からは「土屋さんは現場を見て区へしっかり要望してくれる、なくてはならない人」と激励が。区内の朝鮮学校支援に取り組む方は「安倍政権になり朝鮮学校が無償化等から外されてきた。ぜひ知ってほしい」。青井地域の方の「空き地に捨てられている廃車が危険。何とかして」には「区の生活環境保全担当に対策を求めます」と応じる。聴覚障害の方からは「北千住駅地下道を自転車がスピード出して走るから危ない」―「交通対策課へ注意喚起を求めます」。以前鹿浜(しかはま)に住んでいた住職の土屋和葉(かずは)さんは「沖縄慰霊の日に具志堅さんに連帯して官邸前でハンストを行った」と話す。

 12人もの初参加者を迎え、介護にとどまらない多様で豊かなおしゃべりに花が咲いたつどいとなった。

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 追記−7月8日、ともにつくる会事務局会議に都議選で当選したばかりの斉藤まりこ都議が来て下さった。「電話かけまでしていただきとてもうれしい。共産党と立憲で臨時会の招集請求が可能となる。力強く都政を追及していく」。参加者から「共産党を軸に野党共闘前進を」と激励が飛んだ。

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