2021年07月23日 1683号

【市長選はカジノ止めるチャンス 市民と野党の統一で山中さんを 横浜市】

 2019年3月頃から、私はカジノ反対の運動に関わり始めました。KACA(カジノ誘致に反対する寿町介護福祉医療関係者と市民の会)で、依存症当事者や家族、精神科医等のお話、静岡大学教授の鳥畑与一先生のお話を聞き、IR(統合型リゾート)は人々をカジノにいざなう巨大な落し穴、カジノは人を依存症に陥れる蟻地獄だと思いました。

 住民投票か、市長リコールか、で対立し分断されていく運動の姿に危機感を抱き、何とかしたいとの思いで18行政区カジノ反対有志の会やSTOPカジノ相談会に入り、市会傍聴や街頭宣伝、住民投票とリコール両方の署名活動もしました。今は、STOPカジノ市長選アクションでパレード等に参加しています。

 痛感したことは、共通の目的を持っていても様々な背景を持つ個人や団体がまとまって行動することの難しさでした。なぜ一つになれない、なぜ排除する、と色々な疑問が湧き、時には失望し、やる気を失いかけたこともありました。

 住民投票が否決され、リコールも成立しなかったけれど、コロナ禍で国のスケジュールが遅れて、市長選でカジノを止めるチャンスができました。

 今度の市長選では、立候補を表明した多くの候補予定者がカジノに反対と言っています。そう言わないと勝てないと思わせたのは、これまでの運動の大きな成果です。一方で、カジノ反対の市民の票が分散してしまうことを心配しています。

 この選挙はカジノを止める最後のチャンス。ここで失敗したらもうチャンスは無いと覚悟して、市民と野党の統一候補、山中竹春さんにカジノ反対の票を集中させるよう、頑張って運動していきたいと思います。

(STOPカジノ市長選共同アクション・河田真理子)

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