2021年07月30日 1684号

【沖縄からZoomで奥間さんが語る 要塞化伝え「ZHAPに展望」 京都】

 2021ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)in大阪まで1週間。7月17日、京都府京田辺市で「沖縄平和学習会」を開催し、奥間政則さん(沖縄ドローン・プロジェクト)に90分のフル講演をしていただきました。参加はZoom視聴も含め36人でした。

 奥間さんは、辺野古、馬毛島(まげしま)、宮古島などの状況や沖縄島南部の遺骨土砂問題を最新のドローン映像で詳しく説明。参加者から「名護市西部からの土砂搬出にかかる経費が1日1億円以上と聞いて驚き」「山があまりない南部から大量の土砂を搬出すれば、土砂災害の危険性が増すと思う」「南西諸島の要塞化を映像で観ることで具体的に理解できました」などの感想が寄せられました。軍事化が進むリアルな映像への驚き、自然破壊が進むことへの怒りなど、沖縄の問題がより身近になったと思います。

 奥間さんは、ドローン規制法と土地規制法が沖縄の基地反対の声をつぶす狙いをもった非常に危険なものと訴え、「ZHAP(ZENKO辺野古プロジェクト)の広がりに基地を止める展望を感じている。このZHAP運動を進めるZENKOin大阪に、私も参加する」と語りました。

 学習会は、「戦争する国づくりを許さない意見広告の会」との共催で開催した写真展『沖縄辺野古はいま』(7/13〜7/18)の一企画として実現したものです。写真展にも250名を超える方に参加していただきました。これからも自分たちの足元から沖縄連帯の取り組みを広げたいと思います。

(沖縄平和連帯・京都南部の会 神田高宏)

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