2021年08月06日 1685号

【力を合わせて朝鮮半島の終戦平和を 韓国 対案文化連帯ユ・ミヒさん】

 現在、コロナウイルスによるパンデミックや「気候災害」が続き、社会的統制により自由と民主主義は後退している。これらは、一国レベルで解決できるものではない。国家と資本は、危機を克服する意思を持っていない。世界の民衆が危機を克服する闘争の前面に立つべき時が来ている。

 韓国の民衆が提案している「朝鮮半島終戦平和キャンペーン」はその闘争の1つだ。これは、休戦協定締結70年に当たる2023年までに朝鮮半島平和宣言への賛同署名を世界中から1億人分集め、朝鮮戦争の終結と平和を実現することを目標にしている。キャンペーンには、韓国の7大宗教をはじめ360余りの市民社会団体・個人、4つの政党、50余りの国際パートナー団体が参加している。ZENKOもその1つで、その活動は韓国の同志たちに深い感動を与えている。

 20年に開始した署名は、現在約8万人分が集まっている。8月14日の日本軍「慰安婦」の日には、19年から3年間続けてきた「東アジアの平和のための日韓市民共同行動」を計画している。これからも力を合わせ、朝鮮半島の平和の実現、不平等な世界を変革する礎を作っていこう。

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