2021年09月03日 1688号

【遺骨眠る土砂を辺野古に使わせない/具志堅さんと思い一つに/150人がSTOP辺野古集会・デモ】

 8月22日、「STOP!辺野古新基地建設!大阪アクション」は沖縄から具志堅隆松(ぐしけんたかまつ)さん(沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表)を迎え、大阪市内で「遺骨眠る土砂を辺野古に使わせない!」集会とデモを行った。

 3、6月、8月14〜15日と具志堅さんはハンガーストライキで訴えた。なぜか。

 「昨年11月、新基地建設に沖縄南部の土砂を使うことが判った。砕石業者が悪いのではなく国の責任だ。沖縄防衛局にも沖縄県にもかけ合ったが埒(らち)があかない。国も県も遺骨収集は完了との認識だが、県平和遺族会会長は『沖縄には全土に戦死者の血が染み込んでいる』と言う。本当にそのとおりだと思う。戦争を二度とさせたくない。遺骨土砂を新たな戦争を進める基地建設に使わせることは、人の道に反するのですよ」と静かな怒りを込める。

 「遺骨土砂を新基地に使わせるかどうかは、国民全員の問題にしなくてはならない。遺骨混入土砂を埋め立てに使用しないよう国に求める意見書を全国の自治体議会から上げてほしい」

 参加者150人は具志堅さんの訴えに応えて各地で取り組む決意を固め、デモで市民にアピールした。

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